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婦人科について

このような症状でお困りの方

このような症状があれば、早めに受診してください。
婦人科は、他の診療科と比べると受診経験が少ない方も多く、どのような検査をするかわからず、不安を抱く方もいらっしゃいます。
特に内診に関しては、「痛い」「怖い」というイメージを持っている方もいます。若年層の方など、内診を希望されない場合は特殊な病気を除き、問診や経腹での超音波検査で対応させていただきます。

生理痛がひどい・生理前に辛い症状がある・生理がこない・生理の量が多い・生理不順

生理不順は、放っておくと、将来妊娠しにくくなる可能性もあります。
月経過多や月経困難症は、体質もありますが、中には子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れている場合があります。

ほてり、異常な発汗、いらいら感・・・更年期かも?

閉経前後の5年間、約10年間を更年期と言われています。40才代後半から、更年期症状が出る方が
多いです。卵巣機能が低下し、女性ホルモンの一部であるエストロゲンの減少が原因です。
症状の出方や、症状の持続期間は個人差がありますが、必要であればホルモン補充療法や漢方療法を
行います。

不正性器出血(月経以外の出血)

ホルモンバランスの乱れがほとんどですが、中には子宮に発生する腫瘍や炎症が原因となっている可能性があります。

下腹部痛がある

月経以外の時期に痛み、激しい痛みがある場合は、卵巣が腫れていたり、お腹の中に細菌が感染していたり、また盲腸などの外科の病気が隠れている場合があります。

おりものが多い、外陰部のかゆみ・痛み

帯下が多い、外陰部のかゆみ、痛みのある場合は、 膣炎・外陰炎・感染症にかかっている場合があります。
気になる症状や、思い当たることがありましたら、先ずは検査を受けていただきます。

外陰部異物感

年齢とともに子宮・膀胱・直腸を支えている筋肉が弱り、子宮が下がってきたり、膀胱・直腸が下がってくるために子宮の一部が体外に出てくる場合があります。

妊娠を望んでいる方

ブライダルチェック

結婚を控えた女性が将来妊娠できるかどうかを調べる検査です。
超音波で子宮や卵巣に異常がないかチェックします。
必要に応じて、
血液検査(ホルモン分泌検査、AMH 検査、甲状腺検査、感染症検査など)
内診による検査(子宮頸がん検査、クラミジア・淋菌検査、細菌検査など)を行います。

不妊治療

不妊とは、「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」を言います。
日本産婦人科学会では、一定期間を1年間と定めています。

当院では一般不妊治療(タイミング療法~人工授精まで)を行っております。
タイミング療法とは、月経周期・超音波検査・尿検査・血液検査から排卵日を予測し性交渉のタイミングを指導します。
人工授精とは、自宅で採取された精子から運動良好精子を選別し子宮内に注入します。
卵胞の発育や排卵を促すため、内服薬や注射薬を使用する場合があります。
治療を繰り返しても妊娠に至らない場合や、体外受精や顕微授精などステップアップを希望される方には、実施している施設をご紹介します。

2022年4月より不妊治療の保険適用範囲が拡大されました。
ただし、全ての不妊治療が保険適用となるわけではありません。
保険診療を行うにあたり、ご夫婦双方の同意及び書面の提出が必要となります。
計画書作成の際には、ご夫婦で来院していただきます。
ご夫婦の診療計画書が作成できない場合は、自費診療となります。

各種健診・検査・予防接種

子宮がん検診

子宮頸癌のほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。このウイルスは性交渉により子宮頸部に感染します。HPVは女性にも男性にも感染するありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数が一生に一度は感染の機会があるといわれています。
しかしHPVに感染しても、90%の人が免疫力でウイルスは自然排除されます。10%の人ではHPV感染が長期に持続します。
長期持続感染すると、がんの前段階を経て、子宮頸がんが発症しやすくなります。

当院は、高石市の子宮がん検診指定医療機関です。(費用:500円)
自覚症状がなくても、20才になったら、子宮がん検診を受けましょう。

骨密度検査

女性は閉経後、女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、骨密度が低下しやすくなります。
また、手術により卵巣を摘出した方、治療により生理を止めている方も同様です。
初期には自覚症状はほとんどありませんが、定期的な骨密度の測定をおすすめします。骨密度が低下している場合、食事や運動などの生活習慣の改善と並行して、必要であれば、内服薬での治療をおこないます。

血管年齢検査

血管の硬さと詰まりを測定する検査です。測定にかかる時間は僅か5分程度です。女性ホルモン(エストロゲン)には、血管の収縮や老化を防いで、血圧を正常に保つ働きがあります。
更年期に入り、エストロゲンの分泌量が低下することで、動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。
血管年齢検査は、そのリスクを数値化し、早期発見に役立ちます。

予防接種

来院前に、希望されるワクチンの在庫をお問い合わせください。

一部のワクチンは供給が不安定の為、お受けできない可能性があります。

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)
  • シルガード9(9価)
  • ガーダシル(4価)
  • サーバリックス(2価)

高石市に住民票があり、定期接種の対象の方は、公費助成(無料)で接種できます。

MRワクチン(風疹・麻疹混合ワクチン)
風疹ワクチン

高石市に住民票があり、1~5のいずれかの条件に該当する方は、公費助成を受けることができます。

  1. 妊娠を希望する女性
  2. 妊娠を希望する女性の配偶者
  3. 妊婦の配偶者
  4. 妊娠を希望する女性の同居者
  5. 妊婦の同居者
水痘ワクチン

妊娠を希望されない方

低用量ピル(避妊率:99.7%)

女性ホルモンを組み合わせた錠剤です。
女性ホルモンには2種類あります。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれている薬を飲むと、脳から卵巣への指令がストップし排卵が抑制されます。
また、低用量ピルに含まれている女性ホルモンは、通常の卵巣で作られるものより少ない為、子宮内膜が着床準備の為分厚くなることができず、また子宮頸管粘液も精子が子宮内に入りづらい状態になります。
低用量ピルは女性自身で避妊をコントロールすることができ、コンドームや緊急避妊薬よりも避妊効果の高い避妊方法です。
ただし、これは「毎日同じ時間に服用する」という、正しい使い方をした場合に限られます。
当院では、ピルを継続して服用される方には、定期的な血液検査と、子宮がん検診をおすすめしています。

ピルの服用が適さない人

  • 血栓症の既住歴または家族歴がある
  • 心臓病、高血圧、脳卒中の既住がある
  • 乳がんや子宮がんの既住または現在治療中
  • 重度の肝臓疾患がある
  • 35歳以上の喫煙者
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある
  • 授乳中(産後6週間以内)

緊急避妊ピル(アフターピル)

避妊率
24時間以内 95%
48時間以内 85%
72時間以内 58%

避妊に失敗された方は、72時間以内にできるだけ早く受診してください。

子宮内避妊具

避妊率:95%

IUD

子宮内にプラスチック製の小さな器具を挿入し、受精卵の着床を妨げることで避妊ができます。
原則として、2年毎に入れかえます。

IUS(ミレーナ)

子宮内に装着するT字型の小さな器具です。子宮内で持続的に黄体ホルモンを放出し、その働きで子宮内膜が薄いまま維持されることで避妊ができます。
最長で5年間、その効果が持続します。

いずれの避妊具も、正しく装着できているか、定期的な検診が必要です。
IUD・IUS希望の方は、月経直後に来院してください。

人工妊娠中絶

妊娠はしたけれども、いろいろな事情で出産をすることができない・・・
日本では、母体保護法という法律で定められており、それに該当する場合(母体の健康上、妊娠の継続または分娩が困難な場合または経済上の理由がある場合、など)は手術が可能です。
手術を行うのは、母体保護法指定の資格を持つ医師に限ります。
当院では、「母体保護法指定医」により、妊娠10週未満の手術を行っています。(日帰り手術)
妊娠10週以降の方、または手術にリスクを伴う方は、他院を紹介いたします。
手術方法は「吸引法」によるものです。子宮への負担が少なく、次回の妊娠への影響はありません。

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